人材確保が難しい時代になりました。
もう、昔のようにハローワーク、学校の就職情報室に会社案内を置くだけでは
では良い人材を確保するのは難しいです。
知名度の無い企業、特に中小企業はしっかりと自社をPRしなければいけません。
人材採用にはインターネットの活用が不可欠
ハローワークや学校の就職情報室が主な情報源でした。
しかし、今はインターネットが就職希望先を決める決め手です。
特に、20~30代の若年層は、就職・転職活動において、必ずインターネットを利用します。
仮にハローワークであなたの会社を見つけたとしても、
必ずホームページを見ています。
会社案内のホームページで求職者の不安を払しょく
知名度も低いため、求職者はあなたの会社の情報を得る手段がありません。
ここに就職しても大丈夫だろうか・・・?という不安を抱き、応募や問い合わせを躊躇します。
ここで、活用したいのがホームページです。
知名度の低い中小企業が自社が求める人材を獲得するためには、インターネットの活用が必須です。
ホームページの設置が最低条件です。
ホームページを設置しているもののコンテンツが不足しており、
就職・転職希望者が求める情報が不十分ということが多いです。
求める情報をしっかりと打ち出す必要があります。
中小企業の会社案内は情報不足
大手企業の情報は、インターネットやテレビ、口コミなどであらゆるところにたくさん情報があります。
しかし、中小企業の場合は、世の中に情報がありません。
ハローワークの薄っぺらい会社紹介の文章、見開き程度のパンフレットだけでは会社の事を知ってもらうのは
不可能です。
就職希望者は、中小企業への就職に対して不安を持っています。
その不安を取り除いてあげるためにもしっかりと情報を発信していくことが求められます。
写真を使う
ホームページ作りにもポイントがあります。
それは、読んだ人に会社のイメージをきちんと伝えることです。
文字ばかりでは会社の雰囲気や様子、仕事内容は伝わりません。
写真ならパッと見ただけで雰囲気が伝わります。
きちんとした写真を使う
ただし、どんな写真でも良いというわけではありません。
- 社員が撮った写真
- 友人が撮ってくれた写真
- 担当銀行員が撮ってくれた写真
暗い写真、ピンボケした写真は、返って信頼を失います。
会社の雰囲気、カルチャー、魅力が分かる写真が必要です。
会社案内に必要な写真とは何か?
求人を目的としたホームページにはいくつかのポイントがあります。
そのポイントに沿ったテーマの写真が必要です。
これまでの写真撮影の経験を元に、代表的な6つのポイントをご紹介します。
- 写真で人気(ひとけ)を出す
- スタッフの写真
- 写真は笑顔で
- 仕事風景
- 商品や技術、設備の紹介写真
- 職場写真
写真で人気(ひとけ)を出す
社屋だけ、商品紹介だけのホームページは、無人販売所のような
不気味さを感じさせます。
インターネットは無機質なので、人が入った写真があることで、
ホームページに活気が出てきます。
人の写真があるホームページは活気がある印象になります。
人気のあるホームページは積極的に写真に人を入れています。
- 代表者の写真
- 先輩社員
- 事務所風景(人が座っている)
- 作業場風景(人が作業をしている)
必ず人が入った写真を使いましょう。
スタッフの写真
就職希望の人は、会社の中にどんな人がいるのかとても気にしています。
社員同士が仲良くしているように見える写真はとても効果的です。
代表者様だけではなく、必ず会社では働いている社員さんの写真を入れるように
しましょう。
女性社員の写真を入れる
特に男性ばかりの職場イメージの強い、土木業や建設業などは、
女性の写真を入れて、女性でも活躍できる職場であることを
しっかりとPRすると良いです。
さらに女性で技術者や現場職の方がいらっしゃったら、ぜひ写真に加えてください。
女性=事務職のイメージが根強いので、現場職者などがいると、
女性の積極的活用、オープンな会社のイメージを持ってもらうことができます。
写真は笑顔で
人物の写真は、必ず笑顔で。
ムスッとした写真は相手に不快感を与えます。
無表情と笑顔の写真、どちらが好印象だと思いますか?
怖い表情の人ばかりだと、そういった会社に就職したいとはあまり思わないはずです。
笑顔の絶えない、社員同士が仲良いという印象を持ってもらえます。
まじめな印象を与えたいという企業もいらっしゃると思いますが、
入社してから、無口でなじみにくそうなイメージを与えてしまうため、
親しみやすさは、就職希望者が求める条件の一つと言えます。
とはいえ、いきなり笑顔を作るのも難しいです。
笑顔のポイントは使える写真館にお任せください。
仕事をしている写真
笑顔の写真も必要ですが、真剣に仕事をしている写真も大切です。
真剣に仕事をしている姿をみると素直に「かっこいいな!」と思います。
現場仕事は、よほど認知度の高い仕事(たとえば、接客業などの消費者に直接接する仕事)などでない限り、
あまりイメージが湧きません。
会社の人にとっては、見慣れた仕事かもしれませんが、就職希望者は当然知りません。
言葉で説明しても伝わりません。写真なら見るだけですぐに分かります。
例えば、上記の写真のように大工が仕事をしている様子などは、真剣に見ることは無いと思います。
人目に付きにくい仕事ほど、写真でしっかりと見せる価値があります。
写真のポイントとしては、近くに道具などの小物を置いておきます。
普段使わなくても、道具が置いてあるだけで、現場のプロっぽい写真になります。
事務系職種の仕事写真
では、現場系の仕事がほとんど無い法律事務所や税理士事務所などの士業、建築設計事務所などはどうすればよいか?
パソコンに向かっている風景もいいですが、例えば弁護士などの場合は、分厚い辞書を傍らに置いて、
本棚の前で調べものをしている様子もお勧めです。
会議風景
会議やディスカッションをしている写真も活気あるイキイキとした様子、真剣に仕事に打ち込む様子などを
見せることができます。
写真撮影をする際の小物としては、資料やレポートを机に置き、ペンを準備しましょう。
会議はできるだけ、手振りを使うと躍動感がでて伝わりやすくなります。
商品や技術、設備の紹介写真
入社する人はできれば長くその会社に勤めたいと思っています。
30代前後で退職する人が多い理由は、給与の不満ではなく、
会社の将来が見えないという不安が多いと言われています。
自社が保有している技術や設備を紹介しつつ、
将来のビジョンをしっかりと伝えます。
この会社ならこれからも大丈夫、きっと伸びていくはず!
という期待を持ってもらえるようにします。
職場・オフィスの写真
職場の写真も大切です。
写真撮影の当日は、机の上を綺麗にしていただいて
ゴミなどが散らかっていないようにします。
当日はブライドやカーテンを開けてできるだけ外光を
取り入れるようにします。
清潔かつ明るい職場であることをPRします。
観葉植物やお花などがあると印象がさらによくなります。
会社案内用写真のチェックリスト
人材採用や会社案内のためにホームページをリニューアルする、
しかし、どういった写真が必要なのか分からないという会社様が意外と多いです。
そこで、会社案内に必要な写真を以下にまとめました。写真撮影の際に参考にして下さい。
- 代表者プロフィール写真
- 集合写真
- 各部門のスタッフ写真(男性・女性)
- 仕事をしている様子(デスクワーク)
- 仕事をしている様子(現場仕事)
- 先輩社員
- 会議風景
- 職場写真
- 打合せ風景
- 商品や設備の写真
写真に必要な事前準備
写真撮影の際にやっていただくとより良い事前準備を一覧でまとめました。
参考にしてください。
- 仕事をするための小物(仕事で使っている道具)
- 机の上を綺麗にしておく(特に私物は片づける)
- あまり関係の無いポスターなどは剥がしておく
- ゴミ箱やゴミ袋は見えない位置に
- 会議室は明るい場所(窓から近い場所)を確保
撮影例
例えば、オフィスの会議風景の場合は、手帳やペンを各自が用意。
そして、机の上に資料を多少散らしておきます。
こうすれば、会議っぽい写真が撮れます。
人は、周囲の環境で物事を判断します。
イメージするための多少の演出は必要です。